スピカの上を通過するロシアの宇宙ステーション・ミール　

�A　5時22分05秒から8秒間	←　�@　5時21分50秒から8秒間

　　写真をクリックすると大きな写真が見られます、明るい星は、スピカ

撮影場所：　東京都町田市 三輪緑山 　撮影日時：　二枚とも、2001年 2月16日 ８秒間露出 　ﾃﾞｼﾞﾀﾙｶﾒﾗ：SONY DSC-S30 レンズ35mm換算で78mm相当 F2.8　 　下弦の月と薄曇のため、星は、おとめ座のスピカ位しか見えませんでした。 　写真の左側が明るいのは、月の明かり。 　予想時刻より、３０秒も早く見え出しました。写真右から左に飛行して行きました。 　高度が285Kmに下がってきているためか、移動速度は国際宇宙ステーションより速いです。 　ちょうど、ヘリコプターが飛んでいるくらいの感じです。 　　ミールは、1986年4月に高度350Kmに打ち上げられ、1990年12月には日本のジャーナリスト 　秋山豊寛さんも搭乗しました。約１５年活躍しましたが､老朽化と維持管理が難しくなったため、 　３月中旬に廃棄されることになりました。今のうち、ぜひ見ておきましょう。　 　デジタルカメラで、ミールやＩＳＳ、スペースシャトルを写してみよう！ 用意するもの 　・長時間露出できるデジタルカメラ　…　2001/2時点では、SONY（8秒間）、Nikon（8秒間）、Olympus(16秒間)、 　　CASIO（64秒間） 　・写真三脚　…　固定撮影のため普通の写真三脚で良い。 　・秒までわかる時計　…　出現予想時刻を前後にずれる場合がある。（特にミールは軌道が低いため不安定） 　・コンパス、星図、簡易角度器　…　高度が高いと目標物がなく分かりにくい。70度以上は首が痛くなるほどです。 デジカメの準備 　・時刻合わせ…精度が良くないのが多いので、撮影のちょっと前には再設定しておきたい。 　・写真に時刻を写しこめる機種は設定を 　・焦点距離を無限遠にセット 　・フラッシュは点かないようにセット 　・レンズキャップは外しておく…液晶モニターは真っ暗なので、つけたままでも分からない場合があります。(*_*) 写し方 　・三脚を強すぎず、緩すぎずに固定　…　飛翔体の移動は速いです。簡単に追跡できるようにしておく。 　・広角側にしておく　…　飛翔体の光跡を写すので広角が最適。広角でも写野から外れる場合が多いです。 　・シャッターを押した時、カメラがブレるので、黒い手袋などでレンズを覆ってシャッターを切り、覆いをすぐ外す。 　　ブレを防ぐためセルフタイマーを使うと、その間移動してしまって使えません。 　　Nikon,CASIOには電磁レリーズがありますが、高価すぎる。(>_<） 　・カメラを次のアングルに回して写す。長くても数分しか見えません。私は焦って良く三脚に足をぶつけてしまいます。(>_<) 見かけの移動速度 　・ミールのように低高度を飛行しているものは、ヘリコプターが飛んでいる程度の感じで速いです。 　・ＩＳＳやスペースシャトルは、高高度を水平飛行しているジェット機の感じです。 大事なポイント 　○全天晴れていても、中空に突然ピカッと現れます。 　○予想時刻は、ＮＡＳＤＡのホームページで１０日先まで載せていますが､撮影の日にもう一度調べておきましょう。 　○長時間露出でバッテリーの消耗は早いです。事前に確認を！SONYのスタミナ・バッテリーは長持ちします(^_^)V 　○撮ったら画像処理をしましょう。そのままでは、殆ど真っ暗です。 　　Microsoft Photo Editorで十分です。自動調整し、画像の荒れを手動で直します。（ＥＮＤ）

番外編（月明かりに突っ込んで行くミール）
まさに「ハチのムサシは死んだのさ〜♪」状態ですね。（わかるかな〜　1972年のヒット曲らしい）
画像処理を強烈にかけてみました。　写真をクリックすると大きな写真が見えます。印刷には向きません。

�C　5時22分32秒から8秒間 下弦の月が明るすぎるので、太陽のようです。 右に火星があります。ミールは、矢印の先、斜めに 飛行しているのがかすかに？わかります。…　か？	←　�B　5時22分19秒から8秒間 最上部の左の�Aの次がこれ。 左の月明かりでハレーションを起こしていますが、ミールは はっきりわかります。