SKY & Telescope
	NASA's New Space Telescope

アメリカの月刊　天文雑誌　「スカイ アンド テレスコープ」　2003年2月号（4.99ドル）に NASAの新しい宇宙望遠鏡の紹介記事がありました。 現在は、ハッブル宇宙望遠鏡（ＨＳＴ）が、1990年4月にディスカバリー号から放出され、 何度かの修理・改善を経て、鮮明な天体画像を送ってきています。 　今回の新しい宇宙望遠鏡は、赤外線望遠鏡で、ＨＳＴでは捕らえられない天体を観測する ことが出来ます。この宇宙赤外線望遠鏡は、すでに出来上がっており、今年の4月に打ち上 げられる予定でした。（今回のコロンビア号の事故で、当分延期となるでしょう。残念です。） ハッブル宇宙望遠鏡で見えない天体を観測できると期待されていたのですが、… Space Infrared Telescope Facility(SIRTF) 仕様は、長さ４ｍ、口径８５ｃｍ。重量８６５Ｋｇ。反射鏡は、ベリリウムという非常に軽量素材で 出来ています。三種類の観測装置を搭載。 生まれたばかりの天体を写すため（ＣＣＤを冷却するため）、液体窒素タンクを搭載しています。 これにより、観測機器（;冷却CCD）を絶対温度０度近くの５．５Ｋ度を保ちます。 現在、宇宙望遠鏡は、波長帯によって、次の三機が地球を回っています。 �@コンプトン（Compton) 紫外線帯 �Aチャンドラ（Chandra） �Bハッブル（Hubble) 　可視光帯

�CＳＩＴＲＴＦ　赤外線帯　…　2003/4、アトランティス号で打ち上げ予定でしたが、NASAは当面スペースシャトルの 打ち上げを行わないことになりましたので、遅れることになりました。　（2003/02/02）