テクタイト(Tektite)　　　　

テクタイトの正体は？

何年もの間科学者によって議論されていますが、
テクタイトがどのようにして生成されたかは、
まだ良く分かっていません。
地球起源説と月起源説があります。

左は、丸いくぼみが多く鉄サビがついている。
右は、ガラスのように光った部分が手前に見える。
左の写真をクリックすると大きい画像が見られます。



地球起源説
　地球に隕石が衝突した際に、その熱で地球の岩石が溶けて宇宙空間に飛び出し、再度落下したとする説。

月起源説
　７０万年前に月で大爆発があったという説。ティコの爆発で約９００マイルも噴石を飛ばし、バラ状のクレーターが出来た。 その際に一部が空中にも放出され、地球の引力によって引き寄せられ落下したものだという説。この説を主張する学者は、宇宙空間に散らばるかけらは、すべて隕石呼んでいる。ティコを望遠鏡で見ると、飛び散った月の岩が放射状に光っているのが分る。

どちらの説をとったとしても、テクタイトが出来るためには２４００℃の高熱が必要である。成分はシリカ（二酸化ケイ素） オーストラリア、インドシナ、チェコスロバキア、テキサス、ジョージアなどで多く見つけられています。
オーストラリア産のオーストラライトは黒みを帯びたボタン状。チェコ産のモルダバライトは緑色で菊花状の形をしている。

見つかった地域によって形状が異なるので、地球起源説のような気がします。…が