キャプテン・クックと南の星

村山　定男著　河出書房新社　ハードカバー173頁　2000円 21.5ｃｍ 2003/5/20　初版 第一刷

クックに魅せられ、世界各地にその足跡を求め、 クックの見た星空に想いを馳せる。 東京（現国）立科学博物館や五島プラネタリウムの館長を勤められた著名な先生。 村山先生は、日食観測に１２回。オーロラを見に１１回。そして、南の星空を見にいったのは、 もう２０回以上も数えたというほどの「南天病」だそうです。 　うらやましいですね。最近では、ＱＥ２（クイーン・エリザベス号）で、世界をキャプテン・クック のようにかけ回られているそうです。　この本も、洋上で書かれたとのことです。 　厚手のコート紙に写真や星図など図版が沢山入って、どなたにも読みやすいと思います。 写真の大半は、村山先生が世界旅行で写してきた写真です。 キャプテン・クックの悲劇のほか、ジョン・ハリソンの時計　Ｈ１。ラカイユの星座の話。 ケープタウンのテーブル山とは、こんな形なんですね。 南の島に行ってこられた方も、これから行かれる方にもお奨めの本です。　半分位、先生の旅行記かな？ ちょっと古いですが、私のオーストラリア星空紀行は、こちら　　　オーストラリアが大好きです。