西堀榮三郎　生誕100年記念復刊 　西堀流新製品開発

忍術でもええで
西堀榮三郎著　日本規格協会　296頁　2003/10/31　復刊第1刷発行　1800円
（1979/10/12　第1版第1刷発行）

今年は、西堀さんの生誕100年(1903-1989)。1979年の本が復刊されました。 優しいにこやかな西堀さんのお顔を書店で見つけた時、ハッとしてました。 　子供の頃、西堀さんが初代の南極越冬隊長になった時、私は毎日、夜７時のラジオのニュースをわくわくして聞いていました。 …　そして、20年後、西堀さんのお話を聞く機会に出会ったのです。東海大学の講堂で、私は一番前で聴きました。当時、東海大学は、小田急線の大根駅（東海大学前駅）の周りは田圃で、山の上にあるのが見えました。 当時、先生は八十歳近かったと思いますが、声は張りがあって若々しく、とても素晴らしい講演でした。この本を読むと、先生の声が聞こえてきます。優しい京弁です。 　西堀先生は、産業界の研究者を募って、「新製品開発教室」を開いていましたがこの研究会は、先生の人柄に惹かれ、２５年も続いていたそうです。本の後半は、門下生の思い出の数々が語られています。西堀さんの語録が沢山あります。（西堀カルタと言っています） 先生は、座右の銘というものは無いと仰っていますが、私は講演会などで聞いた好きな言葉は、虚心坦懐、創意工夫、など 尊敬する西堀先生なので、写真は大きめにしました。私は永久保存版にします。 その他、「新版　石橋を叩けば渡れない」