流れ星の撮り方　　　

camera流れ星を撮るのは、とても簡単です。

まず、空が良く開けて灯りが少ない所を選びます。しし座は１１月中旬頃、未明近くに東の空に昇ってきます。しし座流星群はしし座を中心に四方八方に飛びますが、ほぼ全天で出現しますから、寝て見るのが最適です。写真を撮る場合は、２台位別の方向に向けておくのが良いでしょう。ただ、一人で２台以上のシャッターを切るのは大変です。友達と一緒なら、写す方向を決めて撮った方がいいですね。
長時間、屋外にいますから、一人より二人の方が良いですね。観測中はラジオやＣＤは無い方が良いですよ。音があると注意散漫になるのと、大きな流星の場合は音も聞こえませんから、…　昨年、大きな流星が流れた時は音が聞こえたような気がしました。（昨年は一緒に居た人達も聞こえたと言っていました。？）

固定撮影で用意するもの

１．カメラ バルブ付き（シャッターが開いたままにできる）カメラが必要です。
使い捨てカメラは使えません。
広角レンズで広い視野が撮れるものが良い。５０ｍｍ標準レンズでも良いですが、流れ星はどこを飛ぶか予測がつかないので、広角レンズが良い。広角レンズならば露出を長くしても恒星の流れが少ない。
日・時・分を写し込めるカメラは、事前に正確にセットしておく。
２．レリーズ シャッターを開けたままにするために必要です。５００〜８００円程度
３．三脚 がっちりした三脚。軽い三脚は風で揺れてしまいます。自由雲台があれば便利
４．フィルム 長時間露出するので、ＩＳＯ４００で十分。１枚、３〜５分間露出するので３６枚撮りが良い。
５．時計 流星の飛んだ時刻をチェック、。メモする。暗闇でもボタンを押すと、「只今、＊時＊分です。」というのが便利。私は、Made in China 980円を愛用しています。
６．タイマー 首から下げるクッキング・タイマーが便利。３〜５分にセットし露出開始にスタート、ピピピとなったらシャッターを下ろす。流星が飛ばなかった場合は、次ぎのコマに進む。長時間はフィルムがかぶるのと星像が流れてしまう。
７．覆い レンズの前を覆ってシャッターを開ける。カメラの揺れがおさまってから覆いを上げて露出開始。
シャッターを閉める時はレンズの前を覆ってからにする。私は黒いメモ・バインダーを使っている。
８．懐中電灯 電池が無くなりそうな暗い懐中電灯で良い。
９．星座盤 写真を写している間、星座を捜そう。
１０．椅子 ５〜６時間は粘りますから立っていられません。横になるにはレジャーシートも良いですが、シャッターを切ったりするのに忙しくてダメ。私は釣具屋で見つけた折畳式の椅子（５００円位）を使っている。
１１．メモ 流星が飛んだ時刻をメモ。もし写ったと思ったら、フィルムＮｏを記録し、次ぎのコマに進む。